「はじめ」も面白いですよ

まいど！石ノ目っていう小説をご存知でしょうか。入山した人が消息を絶ってしまうという山はその目を見たら石にされてしまう「石の目」が棲んでいると噂される山。幼い頃に入山し消息を絶った母親の痕跡を探すため同僚教師と登山する主人公が、見たものを石にする能力を持つ老婆の正体を探る作品です。あら、ご存じない。敬愛してやまない乙一先生の作品です。新書の時は表題作（本作は４作品からなる短編集です）だったのに、文庫化の際に謎の格下げを食らった名作です。

日本に限らず、世界中でもこういった「立ち入ってはならない」「見てはならない」など、縛りの強い神話や説話・寓話って多いですよね。基本的には後ろ暗い特有の文化が背景にあったりして、それが表にあらわれないようにするための物が多いわけですが、この作品はその「禁忌」そのものが実在したらというものなわけです。

目の見えない主人公や、殺人鬼の視覚の記憶を引き継いでしまった主人公など、視覚に関して様々な角度から制限を設けながら物語を展開していくことが作者の特徴ですが、その中でも「見てはいけない」という最も厳しい制限を強いられている今作。ミステリであり、ホラーであり、それでいて小説ですらないような。心理と真理に同時に揺さぶりをかけてくる展開に、きっと引き込まれるはずですよ。

ぜひどうぞ( ﾟДﾟ)ﾖﾝﾃﾞﾐﾃﾈ

 

さておき。本日木曜日は鮮魚の日！

ここのところ節分の話しかしてないわけですが、今日しないでいつするの！( ﾟДﾟ)ってことなわけです。だって海鮮巻がお買得なわけですから。恵方巻に向けてぜひとも味見しておいて欲しいのです。

なぜなら自信があるからね( ﾟДﾟ)ｷﾘｯ

おいしかったらそのまま王鱗水産スタッフに２月２日のご予約なんてしちゃうのはいかがでしょうか(*´ω｀*)他にどんなのが出るのか問い合わせてみるのもいいですね。魚が好きな方はもちろん、イベント好きな方にもオススメの当店の恵方巻。お試しチャンスは残りわずかですよ。お早めにご利用ください！

それでは次のまいどまで！