未成年者の喫煙は法律で禁じられています
まいど!なんだか不穏な空模様…読書日和ですね!(´ω`*)
というわけで、今日はいきなり本の話。相棒はコレにしましょう。
乙一先生の天帝妖狐です。表題作と、「A MASKED BALL-及びトイレのタバコさんの出現と消失-」という、なんとも長ったらしい副題を持つ2作からなる短編集です。今日は長ったらしい方に触れていくのですが、あまりに長いので以後「マスクボ」という略称を用いることにします。
さて、この「マスクボ」ですが、高校生の主人公が隠れて喫煙する場所として使用していたトイレで、「ラクガキスルベカラズ」という矛盾した落書きを見つけたことから始まる学園サスペンスです。
ラクガキに対しての落書きは、次第に日常的なコミュニケーションとなり、誰も使用していないと思われたトイレは、いつしか彼らの談話室のように。しかし、ある日最初に落書きをしたカタカナ(主な落書き主にはそれぞれHNのような物があります)が、事件を起こします。そしていつしかトイレの落書きは犯行予告へと変化し、カタカナの行為もエスカレートし始めるように…
設定がとにかく秀逸ですよね。ネット社会をトイレの落書きに置き換えて、匿名性の持つ面白さや危険性についての風刺的警鐘ともとれる作品です。これを約20年前に書いているのだから、さらに驚きです。
ちなみに、A MASKED BALLの和訳は「仮面舞踏会」。正体を隠した貴族の社交場といった感じでしょうか。センスが光ってますね。マネしたい…
これを読んで、SNSやネット掲示板などの利用を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?
表題作の「天帝妖狐」もオススメですので、併せてどうぞ!( ゚Д゚)ゼヒ!
さておき。本日は博多一番どりの日です。夕方からの豚バラ串に期待してます。炭の香りって、本当にすばらしいですよね!家でやろうなんて絶対思わないけど、なんでだろ?(´-ω-`)
今日も夕方まで頑張ります(´・ω・`)
それでは次のまいどまで!